利休七則 三、
花は野に あるように

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その時、その場に合ったおもてなしを心がけることや、時間や心にゆとりを持つことの大切さなど、茶道の基本となるおもてなしの心構えが記された「利休七則」。私たちはいかなる場面においても最幸のおもてなしを尽くせるように、この七則を大切にしています。

利休七則 三、
花は野に あるように

茶道の世界では、お客様を招いてお茶を点てるときには床の間に花を飾ります。利休七則にある「花は野にあるように」が意味するのは、花が野に咲いていたときのように活けなさいということではありません。たとえ一輪であったとしても、その姿を見て、野に咲く花の様子を想起させることが大切であることを説いています。つまり、本質とは何かを追求し、余計なものを省くほど、その魅力がより伝わるということです。

千利休が説いたとされるこの教えは、お料理にも通じるものです。私たちがお料理を提供する際に、特に心がけているのが本質の追求です。無闇矢鱈に高級な食材を使用したり、誰もがおいしいと感じるような強い味付けをしたところで、お客様に心から満足いただくことはできません。大切なのは、自然と身体が欲するお料理を提供すること。そして、その真髄は、日本の文化が息づく和食の中にあります。旬の食材を用い、素材の味を生かす。侘び寂びの精神に則り、余剰をそぎ落とした和食こそが、私たちが目指すお料理の本質です。豊かな自然に育まれた旬の食材、丁寧に取られたお出汁の旨味…。私たちの遺伝子に刻まれるおいしいを味わいに、有馬グランドホテルへどうぞお越しください。

ありのままを表現しようとするのではなく、本質を捉え、余剰を省いてこそ、そのもの本来の魅力がよく伝わります。