利休七則 四、
刻限は早めに

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その時、その場に合ったおもてなしを心がけることや、時間や心にゆとりを持つことの大切さなど、茶道の基本となるおもてなしの心構えが記された「利休七則」。私たちはいかなる場面においても最幸のおもてなしを尽くせるように、この七則を大切にしています。

利休七則 四、
刻限は早めに

茶道の祖として知られる千利休。茶の湯の心を大切にする有馬グランドホテルでは、この利休の教えを大切にしています。私たちがおもてなしの心構えとして特に重んじているのが、茶道の基本が記された利休七則です。そして、その中のひとつに「刻限は早めに」という心得があります。

現代の言葉に置き換えると「時間にゆとりを持ちなさい」ということです。ただし、単に時間を守りなさいということを説いているわけではありません。そこには、相手の時間を尊重することが大切であり、そのために時間にゆとりを持って行動しなさいという意味が込められています。私たちにとっての相手とはお客様のことです。当館では自分たちの都合でお客様をお待たせすることのないよう、常に百二十パーセントの準備を心がけています。例えば、部署内や部署間の情報共有もそのひとつ。

お客様のご要望と齟齬のないよう、ご宿泊なさるお客様の情報は毎日のミーティング等でしっかりと共有しています。また、お客様からご質問やお問い合わせをいただいた際にも、「確認しますのでお待ちください」とお答えすることが極力ないよう、社員教育等にも注力。「刻限は早めに」の教えを大切にすることで、お客様の旅のひとときが、かけがえのないひとときになるよう努めています。

当館では、どんな些細なこともその場で迅速に情報を共有。お客様に快適にお過ごしいただけるよう努めています。